GARMIN Forerunner 610 レビュー

先日購入したGARMIN Forerunner 610のレビューです。使ってみての感想は「GPS性能は最高, HRは(;。;) → (*^o^*)」でした。

GPSの捕捉性能は最高です。私は常々、鶴見川沿いを走っているのですが、自宅から土手までは準備運動をかねて歩いています。時間にして10分弱くらいでしょうか? 以前使用していたSUUNTO t3d + GPS podはGPSを捕捉するのに数分を要していたので、走り出す前にこの歩きの時間がどうしても必要でした ((捕捉前に走り出してしまうといつまで経っても捕捉してくれない))。ところが、GARMIN Forerunner 610は早ければ十数秒、遅くても1分以内で捕捉してくれます。感激! たま、これまで帰宅ランの時などはGPSの捕捉を待ってなかなか走り出せなかったのですが、今後はすぐに走り出せそうで今からワクワクします。

一方、心拍計は初回(Firm: 2.60)こそ上手く計測できましたが、心拍数が安定せず、かなり高い値を示してます(Firm 2.8)。安静時に心拍数190~240を示したり…。まったくもって信用できない数値。電池を入れ替えてみたり、色々やってみましたが改善の方向が見えませんでした。Firm を上げたのが失敗だったのだろうか?等と色々と悩んだりWebに情報を求めてさまよったり。

最終的に、SUUNTOのHRベルトに無理矢理電極を当ててみるとそれなりの値になることが分かりました。おそらく、ベルトの作りがダメ(またはダメにしてしまった)なんだろうという結論にいたりました。GARMINの換えのHRベルトを購入するのも良いのですが、Webで調べるとPoralのHR用Soft Strapベルトが使える&お値段も手頃と言うありがたい情報があったので、購入してみました。

結果は大正解、心拍も無事安定して測定出来るようになり、これでやっとGARMIN Runを満喫出来ます。

下記は3社のHRストラップの写真です。上からSuunto, GARMIN, Poral社製のHR ベルトと計測チップです。PoralのHRベルトにGARMINの計測チップがぴたりとはまります。ちなみに計測チップをはめるホックは同じロゴが書かれており機械的な互換性は全く問題無い感じ。一方、電気的な特性は結構異なります。ホックと電極間の抵抗を測定すると、SUUNTO: 20 kΩ, GARMIN: 右: 10 kΩ/左: 30 kΩ ((こっち側の抵抗が高いのが不具合の原因?)), Poral: 5 kΩ 程度でした。肌に触れる電極のがいかにもゴムっぽいのは SUUNTO > GARMIN = Poral、柔らかさは Poral = SUUNTO > GARMIN といった感じでしょうか。

ともかく Garmin の Premium Heart Rate Monitor で不具合がある方は、Poral の HR用 Soft Strap への交換で幸せになれると思います。私はGARMIN の HR ベルトでは全くもって、信頼できる心拍計測が出来なかったので下記のリスクを承知で交換しました。今後使用して不具合が出るようなら報告します。

なお、抵抗値がずいぶんと違うので電池の減りが早くなる懸念や計測チップへのダメージなども考えられるますので、交換は自己責任でお願いします。

SUUNTO, GARMIN, PORAL HR Belt と 計測チップ

SUUNTO, GARMIN, PORAL HR ベルトと計測チップ

SUUNTO, GARMIN, PORAL HR  ベルトとその電極SUUNTO, GARMIN, PORAL HR ベルトとその電極

Poral製はGARMIN製の約半額